トーカイテイ行

玉川学園で植木屋をしつつ山の管理などをしている。その記録。

ツツジの花と種類の記録

ツツジの花と種類の記録

・山で己が育てて実際に咲かせた花を撮影した写真のみを記載する。 ・育てている場所は関東平野の切り立った山。気温-1~39度くらい。 *PC環境での閲覧を推奨 サムネイルピックアップ(色順) 左上から個別ページ作成中(クリックすると飛ぶ)...

モチツツジ | 花車(ハナグルマ)

モチツツジ | 花車(ハナグルマ)

開花時期:4月下旬江戸時代から今に残るモチツツジの古典園芸種。壇綱目(1681)、錦繍枕(1692)にはっきりと記載があり、特徴からも本種と同一のもので間違いない。現代では采咲きツツジの代表品種として扱われ、古い屋敷などでは時折大木を見ることもある。花はがくが正面から見える程に深く裂けていて、細い花弁がそれぞれ完全に独立している。遠目に見ても花姿の異様はよく伝り、風変わりな装いは非常に目立つ。ピンク色の*...

琉球ツツジ | 藤万葉(フジマンヨウ)

琉球ツツジ | 藤万葉(フジマンヨウ)

開花時期:4月上旬江戸時代から現在に残る古典品種。錦繍枕(1692)には江戸万重という名前で載り、本草花蒔絵(1739)に搭載される。唐子咲きと八重咲きが混ざったようなかなり癖の強い花を咲かせるが、淡い藤色で調和されて派手過ぎる感じはしない。花によっては中心のおしべが花弁化しきっておらず、黄緑色の線が強く出たおしべと花弁の中間のような細い花弁が出現する。花ごとにやや個体差があり観察してみると面白い。親の岸...

ミツバツツジ | クマノミツバツツジ

ミツバツツジ | クマノミツバツツジ

開花時期:4月初旬ミツバツツジの一品種。ミツバツツジは変異しやすく自生地によって細かく種類が分かれており、クマノミツバツツジは紀州の熊野灘を仰ぐ海岸地帯を産地とする品種。他の品種と比べて若干色が濃く感じるが、ミツバツツジは同じ品種でも花色がばらけやすい。複数個体を育てて品種特有の色かどうかを精査してから、後に情報を断定する。本種を含めキヨスミ、トサ、コバ、トウゴクサイゴクなど様々な品種を2、3株ずつ...

モチツツジ | 鹿乗橋(カノリバシ)

モチツツジ | 鹿乗橋(カノリバシ)

開花時期:4月下旬モチツツジの園芸品種。本種は花芸ではなく葉芸がメインの園芸種で、先が赤みがかった白色の独特な葉を広げる。曙斑(新葉が白く、夏にかけて緑色になる)に近い形態で、モチツツジは半落葉性なので毎年春に新芽が出てくる度に新しい斑を楽しめる。...

ミツバツツジ | あけぼの

ミツバツツジ | あけぼの

開花時期:4月上旬平野農園さんで作出されたミツバツツジの園芸品種。花色はやや薄紫味のある薄ピンクで透明感がある。蜜標が退化しがちなミツバツツジの中ではかなり鮮やかな蜜標を確認出来るタイプで、平均的なミツバツツジと比べると花弁がやや丸く広い。落葉ツツジの品種改良は他のツツジ類と比べてしまうとどうしてもあまり進んでいないイメージがある。しかし平野農園さんは落葉ツツジの交配や選抜にも精力的に取り組んでく...