グランドカバーと雑草との戦い
2020年06月24日

季節は6月も半ば、春と比べて気温も大分上がった。
冬に丘に植えたユキヤナギは順調に育っている。

同じく雑草も元気に育っている。
これを見張り、週に1度山全体の雑草を抜いて回るのが今の私のルーチンだ。

梅雨の季節は降雨の度に怒涛の勢いで草が顔を出す。
可愛いのは数日だけで1、2週間放っておけばあっという間に草原になる。
人間一人でこの山を管理するには手をつけられる間にどうにかするしかない。

梅雨の雨を浴びながら山中の草を抜き回る。

上記の画像に写っているのはグランドカバーとして植えたヒメイワダレソウだ。
この雨で彼らもまたよく育つ。
ただ、隙間に出てくる雑草を抜いてやらなければあっという間に雑草に負けてしまう。
彼らがある程度育つまでは神経質に面倒を見る。

壁面に植えたヒメツルソバもよく増え、よく育っている。
彼らは基本的に真冬の霜以外で枯れることはない。
場合によっては雑草にも区分されるヒメツルソバはこの山にはとても頼もしい存在だ。

雑草を抜きながら並行して念入りに行うのは竹の根の除去である。
元竹林だったこの山は掘れば掘る程竹の根が出てくるのだ。
放っておけばあっという間に竹林に戻るので執拗に除去する。

新しいグランドカバー候補としてタイムのロンギカウリスを取り寄せた。
高温多湿に弱く乾燥には強い。つまりあまり日本の関東地方には向いていない。
色々と植えるだけ植えて、どれかの植物が山を覆い尽くしてくれればそれで良い。
植物は強いので上手くやれば案外適応してくれる。

作業をしているとあっという間に空が暗くなる。
24時間というのは人間には短過ぎる。

そうやって草を植えたり抜いたりしつつ見守っていると大分グランドカバーが育ってきた。

これくらいまで育ってくると少しは雑草を抑制するようになってくれる。
決して雑草が生えてこなくなるということはないが、少し管理が楽になる。

ここまで育てば刈り払い機が使える。
雑草との勝負は私の勝ちだ。
1日中這いつくばって鎌を振り回す作業とはおさらばである。