エゾムラサキツツジ | 白花エゾムラサキツツジ

2022年05月26日
ツツジ
白花エゾムラサキツツジの花

開花期:3月下旬

エゾムラサキツツジの白花品種で、有鱗片シャクナゲの仲間。

花弁に蜜標が殆どかからず、ぞっとするくらいに真っ白な花色を咲かせる。
白花を咲かせるツツジの中でも一、二を争うレベルで白いので、
純白を求めるのならば本種か玄海ツツジの白花を求めるのが良い。

花弁がとても薄く、日光が当たると透けて輝く。


白花エゾムラサキツツジの花

ただし本種はやはり北海道に自生するだけあり、東京の夏は非常に堪えているように見える。
一度日差しへの耐性を確認しようと若干日の当たる場所に植えた時は同年の真夏でかなり弱らせてしまった。

ツツジを数百種類扱っているという自負を叩きなおされる良い機会だったが、本種には悪いことをしたと思う。
北国系のツツジには対候性の実験よりも先に、半日陰でも東京の気温に慣らしていくのが吉だ。


取り扱いについて


特性

まだデータが出揃っていないが間違いなく日差しへの耐性は非常に弱い。
特に真夏の日差しを直に受けると枝先が枯れたり生育不良を起こすなど明確にダメージを受ける。

しかし横の半日陰気味の場所に植えていた基本種のエゾムラサキは無事に育っていることを鑑みるに
日差しには弱いがヤシオ系のような繊細さとは違い、
弱点を補ってやればどうにか出来るレベルの樹勢は持っていると考える。

本種はまずはとにかく半日陰に植え、根元を落ち葉などでしっかりと隠すと良い。


剪定

樹勢と萌芽力が弱く、刈り込むべきではない。
北海道、東北以南で育てている場合は元気にそこにいてくれるだけで感謝したい。

とは言ったが順当に育つと背は出てくるので、ソヨゴや年を取ったハナミズキのように
なるべく最低限の剪定で古枝と新枝を入れ替える。

場所さえあれば本種は完全に放置するのも有りだろう。


雑記


絵1

もう山にツツジを植える場所がない。

落葉性のツツジは時に自然との調和を目指して庭に使われるが、もうそんなことは言っていられない。
ついに30~60cmスパンで山のほぼ全ての場所にツツジを植えてしまった。
最早プチ植物園のようになってしまっている。

自然樹形など目指した日にはこの山全体が生垣になるだろう。


絵2

でも正直に言うとツツジは綺麗だから何もかもどうでも良くなるのだ。
花も綺麗だが、新芽も紅葉も花のようなものだ。

存在自体が美しい。どこに植えてあっても素晴らしい。
私がくたばったら是非肥料にして欲しい。