エゾムラサキツツジ | 白花エゾムラサキツツジ

2022年05月26日
ツツジ
白花エゾムラサキツツジの花

分類・エゾムラサキ/有鱗片シャクナゲ(落葉樹)
開花期🌸:2月下旬
基本種のエゾムラサキと同じく2月の終わりに開花を始める。
ツツジの中でも1年でほぼ始めに咲き、ゲンカイツツジより僅かに開花が早い。


扱いやすさ・★★☆☆☆ 若干難しい
恐らく寒冷地では強健な部類に入ると思うのだが、
現代の東京で育てる上では気難しい部類に入ってしまう。
特に真夏が厳しく、夏の日差しが直接当たるような場所には植えない方が良い。

暑さ🌞 : 弱い。特に真夏の日差しには耐性がなく、当てると枝枯れの原因になる。
寒さ⛄ : かなり強い。東京では一切気にする必要がない。
乾湿💧 : 乾燥に弱く、若干の湿気を好む


概要


エゾムラサキツツジの白花品種で、有鱗片シャクナゲの仲間。
花弁に蜜標が殆どかからず、ぞっとするくらいに真っ白な花色を咲かせる。

白花を咲かせるツツジの中でも一、二を争うレベルで白く、
白系品種で純白を求めるのならば本種かゲンカイツツジの白花を求めるのが良い。

基本種と同じで花弁の厚みが極めて薄く、日光が当たることでキラキラと透けて輝く。
この美しさはエゾムラサキツツジ特有のものであり、
写真でも全てを表現はしきれないので是非実際に自分の目で確かめてみて欲しい。


白花エゾムラサキツツジの花

基本種と同じく、やはり東京の夏が非常に堪えているように見える。
ヒカゲツツジなどと比べて高温への耐性はあるようだが、日差しへの耐性はかなり低い。

高温多湿をやはり苦手とし、日差し+にわか雨のコンボは株に致命的なダメージを与える。
対策としては木漏れ日が当たる程度の半日陰に植えることで、
意外なことに真夏の直射日光さえ気をつければ病虫害も少なく東京でも育てられる。


取り扱いについて


特性

世界的にも北海道以北に自生するだけあって寒さには非常に強く、逆に暑さには弱い。
特に日差しへの耐性は非常に弱く、真夏の日差しを直に受けると枝先が枯れたり
生育不良を起こすなど明確にダメージを受ける。

経験則的に半日陰気味の場所に植えておけば上手くいくことが多い。
木漏れ日が当たる程度の若干湿った場所が良く、とにかく直射日光は避ける。

始めの一年を超えられればほぼ勝ったようなものなので、
植えた年は過保護なくらいに様子を見てやった方が良い。


剪定

樹勢と萌芽力が弱く、刈り込むべきではない。
北海道、東北以南で育てている場合は元気にそこにいてくれるだけで感謝したい。

とは言ったが順当に育つとまあまあ背は出てくるので、年を取ったソヨゴやハナミズキのように
なるべく最低限の剪定で古枝と新枝を入れ替える。

スペースさえあれば本種はほぼ放置するのも有りだろう。


雑記


絵1

もう山にツツジを植える場所がない。

落葉性のツツジは時に自然との調和を目指して庭に使われるが、もうそんなことは言っていられない。
ついに30~60cmスパンで山のほぼ全ての場所にツツジを植えてしまった。
最早プチ植物園のようになってしまっている。

自然樹形など目指した日には最早この山全体が生垣になるだろう。


絵2

でもまあツツジは実に綺麗で何もかもがどうでも良くなる。
花も綺麗だが、新芽も紅葉も花のようなものだ。

存在自体が美しい。どこに植えてあっても素晴らしい。
私がくたばったら是非肥料にして欲しい。

しかし現代日本で火葬した上での肥料というと灰、骨粉になってしまい、
そうなってしまった場合は撒くと土壌をアルカリ性に傾け、ツツジが好む酸性を遠ざけてしまう。