崩れた坂を修復する
2020年03月02日

先日、ひと月を費やしてこの山全体の砂利を除去することに成功した。
続いて山に花木を植える上での課題は何かといえば地崩れだろう。
各所で複数発生しているが、写真に写っているのはその中でも一番大きなものだ。

元々は竹に飲み込まれていたこの山であった故に、竹が風に煽られると度々地崩れを起こしていた。
特にここにはとりわけ高い竹が生えており、それが去年の台風の日に風に煽られた結果が画像の状態である。
草木に飲み込まれていた時は全く気にならなかったが、ハゲ山にしてみると思いのほか目立つ。

重機を使うことが出来れば早いのだが、重機から現在地までの動線はかなり悪い。
距離的にもここから150m以上はある。
ここはシンプルかつ原始的に、スコップで坂を修復しようと思う。
私はユンボと違ってガソリンを必要としない。

作業内容としては土が道路にはみ出た部分を削ってテミに乗せ、上に放り投げる。
ひたすらその繰り返しだ。
その内面倒になりスコップで削った土をそのまま上に投げ続けた。

しかし中々見事に土壌が崩れたものだと思う。
殆どタヌキくらいしか通らない道だったので誰も困らなかったのが幸いだった。

かなり早い速度で作業が進んでいる。
夏だとこうもいかないが、2月は非常に涼しく作業がし易い。

土底に埋まっていたコンクリート道路の端が見えた。
これが見えれば修復完了は殆ど間近である。

それから間をおかずに崩れた坂の修復が完了した。
しかし、とりあえず見た目が治ったのは良いものの
このまま何も対策せずに雨の多い夏を迎えれば再び崩れることは請け合いである。
雑木が完全に無くなった今、土を繋ぎとめる植物の根が殆どない状況も中々に不味い。

なんやかんやでひとまず花木を植えられる環境が整ったので、
花屋でツツジを一株購入してきた。
私はツツジが好きだ。何故かというと綺麗だからである。

素晴らしい。

それ故に周りの殺風景が非常に目立つ。
これでは文字通り荒野に咲く一輪の花だ。
今はこれで良しとするが、何れはどこを見ても花が咲いているような光景を作る。