エゾムラサキツツジ | エゾムラサキツツジ

2023年09月02日
ツツジ
エゾムラサキツツジの花

分類:エゾムラサキツツジ (半落葉樹 / 有鱗片シャクナゲ)
名前:エゾムラサキツツジ (蝦夷紫ツツジ)

開花期🌸:3月上旬
ツツジの中ではかなり早咲きで、ゲンカイツツジ類とほぼ同時期に開花する。
気温によっては2月の下旬に咲き始めることもある。

育成難度
日本では北海道に自生する有鱗片シャクナゲで、当然の如く暑さには弱い。
特に真夏の東京は本種には厳しく、極力西日に当てないようにする。
しかし意外と高温多湿的環境には強く、明るい半日陰に植えておけば
東京でも思いのほか育てることは出来る。

暑さ🌞 : 弱い。真夏の直射日光には極力当てないようにする。
寒さ⛄ : かなり強い。東京では全く気にする必要がない。
乾湿💧 : 乾燥にやや弱く、若干の湿気を好む。

自生地 : 日本【北海道】 ロシア東部、中国東部 朝鮮半島北部 (原種 / 日本在来種)

品種登録 : ❎
商標登録 : ❎
在庫状況 : ❎


概要


日本では北海道、世界では極東ロシアや中国北部など主に北アジア付近に分布する。
分布を見れば分かるように基本的には涼しい気候の環境で育つ木で、
寒さには非常に強いが暑さには滅法弱い。

しかし、有鱗片シャクナゲ系の中では意外にも真夏の高温や多湿的環境にはそこそこ耐え
案外有鱗片系特有の枝枯れや株枯れを他の品種と比較して起こしにくい。
真夏の強烈な日差しさえ避ければ何とかなり、明るい半日陰に植えれば割とどうにかなる。

東京の盛夏でも成長異常を確認したことがあまりなく、
恐らく北日本においてはかなり育てやすい部類のツツジなのではないかと考える。


エゾムラサキツツジの花

極めて薄い花弁や透き通った雰囲気、花の姿形は同じく日本に自生するゲンカイツツジに似るが
基本種の紫色同士で比べると本種は明確に紫がかった花色を見せる。

この薄紫色はエゾムラサキ特有で、他に類似した色を持つツツジは殆どない。
ツツジの紫色はどちらかというと赤紫に近いものが多いが、本種はやや青系の色素を持っている。

惜しむらくはこの紫色がスマホの色調補正に弾かれてしまうことで上手く残らず、
正確に肉眼で見る色に近づけようとすると画像が暗くなってしまって美しさを
最大限には表現出来ないことだ。

これは是非実際に現実で観察してみて欲しい。
他のツツジと比べて明らかに青系の薄紫色である。


取り扱いについて


特性

真夏の直射日光には絶対に当てないことを推奨する。
日差しに当てれば当てるほどダイレクトに樹勢が弱り、
葉は焼け根は育たず枝枯れし花芽も形成されないなど良いことが殆どない。

ある程度育てば若干耐えるようにはなるが、俄然リスクが大き過ぎる割にリターンは少ない。
大きな常緑樹の真下で育てている固体が一番元気が良く、
庭に植えるのならば風通しの良い明るい半日陰がベストである。

かなりピーキーな部類ではあるが環境さえ整えてやれれば育ってくれる。
これらの評価は東京の都市部での話で、涼しい環境であればかなり育てやすいツツジであるように思う。


剪定

萌芽力が弱く、刈り込みには向かない。

そこまで大きくなる木ではなく、放置すれば最大で3m程度まで育つ。
とはいえ東京で小さな苗からそこまで育てるのは一苦労で、私もまだ達成していない。

場所さえ確保出来るのならば伸ばしきってみても良いかもしれない。
花後になるべく早く子房ごと花がらを取ってやると、その年の樹勢が大分上向きになる。

環境が良ければ意外と旺盛に新枝を出すので、好みで横に広がる枝や込み入った枝を抜くと良い。
半落葉樹なので東京で育てていると葉が残ったり落ちたりと毎年様子が違うが、
樹勢というよりは例年の気温変化に依存する事象であり特に心配する必要はない。


雑記


絵1

最近の東京は本当に暑い。あまりにも暑過ぎる。
35度以上の気温が二週間近く続き雨も等しく降らないなど最早灼熱地獄に近い。

私は歩けるし自分で水を飲みに行くことも出来るから問題はないのだが、植物は違う。
特に北海道からやって来たようなツツジをこの真夏の環境下に置くことはとても恐ろしい。
始めは花など見れなくても良いからとにかく何とか生き残ってくれと願ったものだった。


絵2

しかし育て始めてみると夏に耐え、毎年若干ではあるが大きくなっていく。
ほんのり日向に移してみたら一瞬で衰弱するなどアクシデントもあったが、
そういう無謀なことをしなければ意外にも生きていてくれる。

やはり何でも実際に育ててみないと分からないものだ。
ただし、重ねて言うが東京の真夏の日差しには極端に弱い。本当に当てない方が良い。


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