クロフネツツジ | クロフネツツジ

2024年05月02日
ツツジ
クロフネツツジの花

分類:クロフネツツジ (落葉樹)
名前:クロフネツツジ (黒船ツツジ)

開花期🌸:4月上旬
4月の上旬から中旬にかけて開花する。
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強過ぎる日差しは苦手とし、真夏の直射日光が当たる場所にはあまり向かない。
きちんと根付いていれば日差しにもまあまあ耐えるが、
西日が当たる場所では根付くまでにダメージを受け過ぎてしまい中々根付けないことがある。
土壌が若干湿っている明るい半日陰に植えると良い。

暑さ🌞 : やや弱い。高温には強いが日差しに弱く、真夏の直射日光は避けた方が良い。
寒さ⛄ : かなり強い。東京では全く気にする必要がない。
乾湿💧 : 乾燥にやや弱く若干の湿気を好む。

自生地 : 朝鮮半島、中国東部、ロシア東部 (原種)

品種登録 : ❎
商標登録 : ❎
在庫状況 : ❎


概要


日本では淀川ツツジと共にツツジの女王と呼ばれる。
日本にやって来た歴史は意外と古く、1600年代に黒船と一緒に伝来した。
名前の由来もそのままで、黒船からやって来たという意味でクロフネツツジである。

自生地は全体的に涼しく寒冷地向けの木だが、植える場所次第では
東京でも万全に育てられ十分な開花も楽しめる。

乾燥した場所に植えないことと真夏の直射日光にあまり当てないことが大事で、
植える場所の是非で樹勢がかなり変動してしまう。
直射日光は嫌うが日光を非常に好むのがやや難しい。


クロフネツツジの花

花のサイズは目を見張る大輪で、花弁は厚く質感は非常に重厚。
独特な筋が花弁に通って立体感があり、まるで木に咲く百合のようにも見える。

色は紫味の無い暖色系の淡いピンク色をしていて、紫系の多いツツジでは意外と珍しい色合い。
赤紫色の蜜標は非常に色が濃くコントラストがとても美しい。

女王と呼ばれるのも納得の可憐な花姿である。


写真


クロフネツツジの花2 クロフネツツジの花2

陽光があたって輝く姿は高貴ですらある。


取り扱いについて


特性

陽樹で日光を好むが、真夏の直射日光には弱く照射時間によっては葉焼けを起こす。
短時間であれば耐えるので、西日を含めて木漏れ日の当たる明るい半日陰に植えると良い。

乾燥には弱く、湿った土地の方が明らかに成長が良くなる。
高温多湿的環境には案外強く、真夏も直射日光を除けば弱ることはあまりない。

適切な場所に植えることさえ出来れば上手くいくので、植える場所の吟味がかなり大事である。
植え付け後の成長を見て、夏にあまり萎れているようなら場所を変えた方が良い。
耐陰性は低いので、あまり暗過ぎる場所には植えないようにする。


剪定

萌芽力はそこそこだが刈り込む木ではない。
強いと言える程強くはなく、刈り込みに耐えるかどうかは予想が難しい。

落葉系のツツジの中ではミツバツツジ程ではないが意外と枝が分岐する方で、
良い場所に植えると株の根元からも枝を頻繁に出す。

成長は緩やかだが毎年着実に大きくなり、立性でややほうき型のような樹形になる。
一般的な立ち木と同じように剪定や管理を行うと良い。


雑記


絵1

花の色、形、佇まい、何もかも全てが素晴らしい。
数あるツツジの中からツツジの女王と呼ばれるだけのことはある。

存在を知り始めて山に植え、開花を見てからというもの愛さずにはいられなくなった。
優劣を語るものではないが、ツツジで最優の存在と言えるのではないか。


絵2

この美しさを少しでも知って貰おうとお客さんの家には進んで植えているが、
未だに東京では己が植えたもの意外で見かけたことが殆どない。

恐らくある所にはあるのだろうが、知る人ぞ知るという今の状況は本種にはあまりに勿体無い。
何れは女王の名前を万人の知るところにしたいものだ。


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