モチツツジ | 花火(ハナビ)

2024年05月08日
ツツジ
花火の花

分類:モチツツジ (半落葉樹)
名前:花火 (ハナビ)

開花期🌸:4月中旬
季節の気温により若干ぶれるが、概ね4月中旬に開花する。
早い時は4月上旬頃早々に満開になることもある。

ikuseinando_1.png
強健で根付いていれば長時間の真夏の直射日光にも耐える。
樹勢、育て方は基本種のモチツツジとほぼ変わらない。

暑さ🌞 : 強い。長時間の真夏の直射日光にも耐える。
寒さ⛄ : やや強い。東京では気にする必要がない。
乾湿💧 : 乾燥にやや弱く若干の湿気を好む。ツツジ類の中では乾燥に強い。

自生地 : 無し (日本の園芸品種)

品種登録 : ❎
商標登録 : ❎
在庫状況 : ✅


概要


モチツツジの采咲き品種というと代表的なものは花車だが、本種はその交配品種であるらしい。
細かい仔細はほぼ不明。

従来の花車がモチ・キシツツジ系統の淡いピンク色をしているのに対して、
本種は鮮やかな赤紫系のピンク色をしている。

花弁も花車よりやや細く、めしべに繋がる花柱にも色が付いて濃い赤紫色になっているのが特徴。
全体的に花車よりも鮮やかな色彩になっている。


花火の花

花車とは諸々の特徴が非常に良く似ていて見分けがつき難く思うかもしれないが、
実際に目前で観察すると思った以上に花車よりも色が明るく赤色の色素が強い。

生育次第では花弁の幅が太くなり更に花車に似るため、どちらかの色を頭に入れておくと良い。
両品種を並べて植えると差は歴然で、珍しい采咲き品種のグラデーションが楽しめる。

樹勢的にも強健で育てやすく、性質はほぼモチツツジそのままで非常に扱いやすい。
日当たりに植えられることから花付きを最大限に生かしやすく、実に優良である。


写真


花火の花2

ぼやけているが、背景の右上に淡く咲いているのが花車である。
比べると花火はてきめんに鮮やかで色が濃い。


取り扱いについて


特性

強健で一度根付けば真夏の直射日光にも乾燥にもよく耐える。
かなり日当たりの良い場所にも植えられ、成長速度も中々早い。

日当たりの良いところに植える時は根元のマルチングを徹底することを勧める。
本種は西日も含めて日差しに耐えられるが、ツツジである以上根が浅く乾燥への耐性は限界がある。
根元を枯れ葉などで覆うとあらゆる耐性が上がり、根付くまでの乾燥対策にも良い。


剪定

萌芽力は強く刈り込むことが可能。

枝が若干暴れやすく、元気が良いと凄まじい勢いで徒長枝が伸びひこばえが発生する。
剪定で手を入れる場合はひこばえが出てきた瞬間から容赦なく断ち切ると良い。
へんに情けをかけると将来的に悲惨なことになる。

葉は花車と比べると若干粘着きが少ないが、やはり粘る。
特に花周辺の部位は粘るので、子房ごと花がらを取るときはハサミを使うと良い。


雑記


絵1

現代に残るツツジの采咲き品種は殆どがモチツツジ類に集中しているが、
本種はその中でも比較的近代に生まれたものと思われる。

現存する他の品種は何れも江戸時代生まれの古品種であるが、
本種は果たして何時生まれたのだろう。
調べても情報がほぼ見つからないのが残念で仕方ない。


絵2

来歴の有無はさておき、本種は鮮明ではっきりとした発色が大変素晴らしい。
品種としては花車を見慣れている為か、本種は殊更鮮やかに見える。

かといって花車の色の淡さも唯一無二であり、双方共に極めて美しい。
ツツジは様々な色、形、開花時期のものを並べて植えることで相乗効果を生み
どこまでも互いを高め合えるので、是非本種も庭に揃えてみて欲しいと思う。


関連記事