丘中に花木とグランドカバーを植える
2020年05月12日

先日この荒廃した丘に計60本(追加発注を+して90本)のユキヤナギを植えた。
しかしユキヤナギだけでは景色の色が単調になってしまうと個人的には考える。
ピンクユキヤナギは良い色を出してくれるだろうが、それ以上の鮮やかさが欲しい。

よってひとまず木瓜を購入してきた。
木瓜はユキヤナギよりやや早いか同時期に花を咲かせてくれる。
赤星病の防除を行うのが若干手間だが、それ以上に木瓜は美しい。

八重の庭桜(プルヌス・グランデュロサ)も購入してきた。
こちらはユキヤナギよりも少し開花が遅れるがその華やかさは捨て難い。
咲き終わりのユキヤナギと微妙に開花時期が被るかどうかというところだろう。

同じくユキヤナギより僅かに開花が遅れるだろう庭梅も買ってきた。
所謂リンショウバイと呼ばれる花木だ。
庭桜よりは若干早く、ユキヤナギよりは大分遅く花が咲く。
剪定を上手くやれば鮮やかな桃色のユキヤナギのような仕立て方が出来る。

開花時期を考慮せず、ミツバツツジ、オンツツジなどの落葉ツツジも買ってきた。
彼等にとって関東平野は少し暑いだろうが、切り立っていても一応ここは山だ。
落葉性のツツジもまあまあ育ってくれるだろう。

一通り苗木が揃ったところで梯子を使い、買ってきた花木の苗を植栽する。
景観はともかくとして木を植えることは地崩れ対策としての意義も大きい。
木の根が土同士を繋ぎとめ、水分を上手く流してくれる。

とても高低差の激しい場所だが、それ故に将来下から見上げれば大体の花木が一望出来るだろう。
これで花木の種類も増え、後は雑草対策が出来れば完璧だ。
この広い山を一人で管理していく上で最大の課題である。

植物の脅威には植物で対抗するのが一番良い。
管理しやすい強健な草花を自分で植えてそれを応援することで雑草を生えにくくする。
この際、丈さえ高くならなければ雑草以外の何が地面を覆っていても構わない。

グランドカバーは地面を覆いきっても大抵は高温多湿にやられて穴が開くが、
ヒメツルソバ(ポリゴナム)は用水路を覆っていることもあるほど多湿に強い。
壁面にも積極的に根を出すのでこの山のような立地の悪い場所には向いている。
繁殖力は随一で、何株か植えておけば雑草と戦い続けてくれるだろう。

梅雨や台風が押し寄せてくる前に、ある程度彼らが育ってくれれば地崩れのリスクが下がる。
それまで私に出来ることは彼らの隙間から生えてくる雑草を除去し続けることだ。
ある程度地面がグランドカバーで覆われてしまえば、この山の管理は大分楽になる。