右擁壁天端の植え枡を整地する
2020年05月31日

山の下手に位置する丘の管理が一区切りついたので、今日も友人の庭側の管理に着手する。
正確には庭の外周にある擁壁天端の整地だ。
このガードレールとフェンスの内側、高さ的には3m程下に友人の庭が存在する。

整地の為に上述した写真のフェンスの内側に回りこみたい。
が、そこに通じる唯一の通り道が上記画像の状態になっておりとても通れたものではない。
まずはここから手を付けていく。

バサバサと伐採して表面だけはひとまず綺麗になった。

ただし、伐採ゴミを下に投げ落としたことで友人の庭が大変なことになっている。
元竹林だった庭の奥には未だ竹と雑草しか存在せず、潰れて困るものが何もないことが幸いだ。
ついでに友人の庭奥の竹も目に付くものは伐採する。

竹しかないからといってゴミを放っておく訳にもいかず、剪定ゴミを丘のゴミ捨て崖まで全て運んだ。
予想以上に量が出たこと、現場とゴミ捨て場の距離が100m以上あり
往復に時間がかかることから半日丸ごと竹を運び続けることになったのは計算外である。

竹がなくなったので友人宅の庭奥もかなりすっきりとした景色になった。
その内このスペースも花木で埋め尽くす予定だ。

場所を移し、今回整地すべき擁壁上部に戻る。
上で整地した場所を通ると辿りつける場所で、
植え枡が50cm、コンクリ部分が50cmの合計100cm程しかないスペースだ。
この擁壁の3メートルほど下には友人の庭が存在する。

画像は頭を飛ばしている為に分かり辛いが、木がぎっしりと植え枡に生えている。
今回行うのはこれら雑木を伐採し根を完全に取り払うことである。
特にツバキなどはチャドクガの害が凄く、通行人にも被害が及ぶので喫緊の課題になっている。

しかも夏になると画像のようにつるが出てきて木とフェンスに絡みつきジャングルと化す。
大いに公道にはみ出て通行人への迷惑度が跳ね上がる。
最早一度全てを無に帰すことでしかこの状況を変えることは出来ない。

既にチャドクガが若干発生しており抜け殻と合わせて体中が大変なことになった。
チャドクガは本体がいなくても数年前の抜け殻などが平気で牙を向いてくる。
植木屋の天敵だ。

狭いスペースに長年生えていたからか、幹と同じ太さの根ばかりが顔を出す。

スコップでどうにかなるようなレベルではないので駄目になった鋸で根切りを行う。
仕事柄よく木の伐採は行うが、頻繁には目にすることのない太さだ。
非常に狭いスペースで生きようとした故だろう。

太過ぎて芋のようになっている根を切っては掘り出す作業を延々と続ける。

また、つるの芋の除去はかなり念入りに行う。
これを残すと後の擁壁天端の管理難易度が格段に上がる。

ひたすら切っては掘り上げる。

丸2日かけてようやく擁壁の半分まで作業が進んだ。
とにかく下に伸びた直根とつる芋の完全な除去に苦戦する。

掘る。

昼夜掘り続け大分作業が進んだ。

端に立ち見える範囲は綺麗になった。
尚、奥に見える木の柵を挟んだ向こう側にはほぼ此方と同じ長さの擁壁がある。
あまり嬉しくないおかわりだ。