左擁壁天端の植え枡を整地する
2020年06月18日

今私はフェンスの内側、擁壁の天端の整地に取り組んでいる。
写真に写っているのは前回整地した部分だ。

そして扉を挟んだ此方側が今回整地を行うスペースだ。
50cm程の植え枡に雑木、椿、実生の松などが所狭しと生えている。

下から見るとこんな感じだ。
正直どうしようもない。どうしようもないがどうにかするしかない。

とりあえず幹を40cm程残して頭を飛ばした。

相変わらず擁壁の下は大変なことになっている。
また片付けに半日くらいかかるだろう。

狭いスペースを埋め尽くさんばかりの根が土の中から顔を出す。
素直に大変だ。伐採なら簡単だが根掘りまで含めると作業が困難と化す。

前側に見えるのが除去した根っこである。
50cmの植え枡から70~80cm程の根が出てくるのは面白い。

作業の進みが遅い。既に丸3日ほどかけている。
狭所の根の除去というのは案外大変だ。
狭いスペース故に直根が張っていると除去が極めて困難になる。

この松は恐らく実生で生えたものだ。
心苦しいが切る。
何時だって木を切る時は心苦しいものだ。

ケーキのように根を切り崩しながら掘り上げる。

中々作業に終わりが見えない。
地面の殆どが根に覆われているような箇所もあり愉快である。

ただ、そうやって植え枡が殆ど木の根で埋め尽くされているおかげで
ススキですら土に対して根を張れなかった様だ。
除去にそこそこ苦労すると思っていたが、ベリベリっと引っ張るだけで剥がすことが出来た。

ススキを剥がして丁度作業は半分というところである。

周りの土に根が張りスコップも入らずどうしようもないものは100cmハンマーで叩きまくる。

何十回もハンマーを振り下ろすことで根の塊がボロボロになり砕けていく。
それをバールなどで分解しながら取り除く。

体力は使うが奥の手としては優秀だ。

朝から夜までハンマーとスコップを振り続け、
ついに作業の完遂まで木が数本というところまで作業が進んだ。

みっしりと生えている。
株立ち樹形の木という訳ではなく、3本の木が狭いスペースで合体しているらしい。

表面の土を少し除けたら植え枡が殆ど根の塊で埋まっていることが判明した。
スコップがまともに通らず地面を掘ることも出来ない。

100cmハンマーで100回以上叩く。

叩き続ける。

分離した根をノコギリで切り取りつつ幹と幹の隙間にバールを突っ込んでこじ開ける。
この状態になれば私の勝ちだ。
隙間さえ開けば色々と突っ込める。

時間はかかったが全ての木々を掘り起こした。
その後丸一日使って伐採ゴミを丘のゴミ捨て場まで運び、擁壁天端の整地を完了。
今後生垣などを植えて再び荒れないよう管理に努める。